【詳細】
比率:性別不問1
ファンタジー
時間:約2分
【あらすじ】
言の葉が降る
あなたのもとへ わたしのもとへ
*一人称の変更可能でございます
【登場人物】
私:言の葉の行方を見守るヒト
ふるふる ふるふる 言の葉が
ふんわり ふわふわ 降ってくる
あたたかく やわらかい
鳥の羽のような言の葉が
誰の所に
あなたの所に
ふんわり ふわふわ 舞い降りて
そっと その頬 撫でましょう
悲しみに染まったその心
ふんわり 包んであげましょう
そして零れた言の葉は またふんわりと 旅立ちます
ふるふる ふるふる 言の葉が
しとしと しとしと 降ってくる
つめたくて するどい
針のような言の葉が
誰の所に
私のところに
ずんずん ずんずん のしかかり
さっと その胸 さしましょう
虚無に染まったその心
ゆっくり 導いてあげましょう
そして零れた言の葉は すっと地面に染み込んで
また次の 言の葉となる
ふるふる ふるふる 言の葉が
どんな形で だれのとこ
それは誰もにわからない
降ってみないとわからない
零れてみないとわからない
でも これは おぼえておいて
一度零れた言の葉は 消えることなく
世界をめぐる
―幕―
2023.08.24 HP投稿
お借りしている画像サイト様:フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)
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