【詳細】
比率:男1:女2
大正・和風・ラブストーリー
時間:25分~30分
【あらすじ】
時は大正。
正一と久子はお家のために婚約をしていた。
自分たちの本当の想いと世間体と家。
いろんなものに縛られる二人。
少しでも今の状況を変えたくて、久子は正一を夏祭りに誘うが……
【登場人物】
正一:伊集院 正一(いじゅういん せいいち)
伊集院家の息子。25歳。
久子のことが愛おしくて仕方ないのだが、家同士の婚約のためになかなか彼女に自分の想いを伝えられないでいる。
久子:一条 久子(いちじょう ひさこ)
一条家の娘。19歳。
正一のことを心から慕っているが家柄の差を感じ、自分を律し想いを伝えられずにいる。
彰 :西園寺 彰(さいおんじ あきら)
西園寺家の長女。19歳。
まだ幼い弟がいる。弟が産まれる前までは、当主となるべく男のように育てられた。
弟が産まれ、その役目から解放された今でも、短い髪で男装をして過ごしている。
●街中・昼
正一の後ろを俯き加減でついて歩く久子
久子:……あの……正一様……
正一:久子さん?
久子:……いえ、なんでもありません
正一:……
正一:(M)俺の後ろをいつも不安そうに俯きながら歩く彼女。初めて顔を合わせたときからもう一年もたつというのに俺の名前から様が外れることはなく、この婚約が彼女の意思では無く、家同士のものであるということを嫌というほど思い知らされる。こんなにも近くにいるのに、彼女の隣を歩き、笑顔で話を交わすことも出来ず……
それが女というものだと言われればそうなのだろう。だが、俺は願わずにはいられない。彼女の柔らかくも愛らしいであろう微笑みを、彼女の弾むような笑い声を隣で見ることの出来る日が来ることを……
●カフェ・昼間
向かい合って座る二人。テーブルの上には紅茶とケーキがある
正一:……夏祭りですか?
久子:はい。今度のお休みにちょうどあの大きな神社で行われると聞きまして。正一様さえよろしければと思い……
正一:私でよいのですか?
久子:え?
正一:私は祭りというものは幼い時以来行っていないですが、そういうものは親しい人と行くものでしょう
久子:……はい……
正一:で、あれば、私などではなく、親しいご友人と行かれてはいかがですか?
久子:……
正一:久子さんとご一緒したいご学友の方もいらっしゃるんじゃないですか?
久子:……そうですね……
正一:……。それに、私はその日、仕事関係の方との会食が入っています
久子:そ、そうだったのですね。申し訳ございません……
正一:いえ。ですが、女性だけでの夜道は危ない。うちの使用人を付けましょう。ですので……
久子:い、いえ。大丈夫です
正一:しかし……
久子:伊集院様のお家には劣りますが、我が家にも使用人はおりますのでお気遣いなく。それにきっと彰さんがご一緒してくださいますので、彰さんのお家の方からもどなたか来てくださいますでしょうから
正一:彰?
久子:はい。私の幼馴染です
正一:……
久子:ですので、ご安心くださいませ。私の方こそ、正一様のご都合も考えずお誘いしてしまい申し訳ございません
正一:……いえ……では、行きましょうか
久子:……はい
正一:……
正一:(M)……まただ。貴女にそんな顔をさせたいわけではないのに……俺が見たいのは貴女のそんな寂しそうな顔ではないんだ。俺が見たいのは……
やはり、俺ではダメなのだろうか……久子さん、どうやったら貴女は微笑んでくれるんだ?
●翌日・久子の家・久子の部屋
テーブルに向き合って座る久子と彰。テーブルの上には紅茶が置かれている
彰 :はぁ? 断られた?
久子:……はい
彰 :どこのどいつだ!
久子:えぇ! えっと、それは……
彰 :あぁ、もちろん、わかってる。わかってるけど、言わせろ! 伊集院の倅の腰抜けが!
久子:(苦笑して)彰さん
彰 :私の可愛い可愛い久子をなんだと思っているんだ!
久子:……仕方がないです
彰 :仕方なくなんかない! なんなんだ、あの仏頂面が! ちょっと背が高くて顔が良いからって!
久子:あ、彰さん、お、落ち着いて!
彰 :あのすかした野郎、やっぱり気にくわねぇ……一発殴って……
久子:(遮るように)ダメです! 暴力はいけません!
彰 :だけど!
久子:彰さん、私のために怒ってくれてありがとうございます。でも、やっぱり好きなんです。正一様の ことが……
彰 :……
久子:だから、正一様のこと、悪く思わないでください
彰 :……久子……
久子:ね?
彰 :(ため息)わかった、久子がそこまで言うなら
久子:(微笑んで)ありがとうございます
彰 :……なぁ、久子
久子:はい?
彰 :私が言うのもなんだけど、もうちょっとあいつに甘えてみたらどうだ?
久子:あ、甘えるですか?
彰 :まだあいつのこと、様呼びなんだろ?
久子:それは……
彰 :あいつもそれは寂しいんじゃないか?
久子:……でも、私は立場をわきまえねば……
彰 :久子、それ、いつも言うよな
久子:だって、私は一条の娘ですから
彰 :……
久子:今は伊集院家の温情をいただいて婚約者と名乗らせていただいていますが、あの方には私は釣り合いません。伊集院の家と我が一条の家では月とすっぽん。それこそ、天と地ほどの差があります
彰 :そんなことないだろう
久子:いいえ、そうなのです。だから、不思議で仕方ないのです。何故、私なのだろうと。私なんかよりも彰さんのお家の方が絶対によかったでしょうに……
彰 :はぁ? 私はあんな男ごめんだね!
久子:(苦笑して)彰さん
彰 :私は西園寺を守らなきゃいけないんだ
久子:彰さん……
彰 :確かに今はもう弟がいる。私が当主となる可能性はなくなった。でも、弟はまだ幼い。弟が大きくなるまでは私があの家を守る
久子:(微笑んで)弟さんも西園寺の皆様もきっと彰さんのことを誇りに思っていらっしゃいますわ
彰 :(照れくさそうに微笑んで)そ、そもそも、私は女でも当主になれるようにと育てられたんだ。今更、男の後ろを歩く女にはなれないよ
久子:……彰さん……
彰 :あ~あ、いっそのこと、私が本当に男だったらよかったのにな
久子:え?
彰 :そうしたら、何の迷いもなく久子を妻にするのに! 家柄がどうとかそんなくだらないこと、周りにも文句なんか言わせない!
久子:(微笑んで)彰さんったら
彰 :それくらい、久子はいい女なんだ。だから、胸を張ってあの男の隣にいろ
久子:……はい。ありがとうございます、彰さん
彰 :(少し考え込む)……
久子:彰さん?
彰 :よし、夏祭りは私と行こう!
久子:えぇっ!
彰 :久しぶりに浴衣を着てみたい! それに、今年の久子の浴衣姿も絶対に可愛いと思うんだ
久子:そんなことないですよ
彰 :いや、絶対に可愛い!
久子:もう、恥ずかしいからやめてください!
●久子の家の前・同日
門から出てくる彰。門の前には馬車から降りた正一がいる
正一:(彰に気が付き)……
彰 :ん? お前は……ふ~ん……
正一:……何かな?
彰 :あぁ、すみません、伊集院様。大変失礼いたしました
正一:いや、別に……
彰 :僕の久子に何か御用ですか?
正一:は?
彰 :あぁ、申し遅れました。僕は西園寺彰と申します
正一:……西園寺の。その者が何故一条の屋敷に?
彰 :僕と久子は幼馴染でしてね。時々こうして二人で会っているんですよ
正一:……そのことは、ご当主はご存じなのか?
彰 :さぁ? どうでしょう?
正一:久子は私の婚約者だ
彰 :えぇ、もちろん、存じ上げております
正一:であれば……
彰 :(遮って)であれば、久子を悲しませるのは止めていただけますか?
正一:……何?
彰 :(ため息)婚約者殿であるのにそんなことも分からないのですか?
正一:西園寺の……何が言いたい?
彰 :久子が貴方によそよそしい理由、本当に心当たりがないのですか?
正一:……
彰 :伊集院様? 貴方があまりにも彼女を大切にしないようであれば……僕が彼女をもらいます
正一:なっ!
彰 :いいですよね?
正一:……何故それを私に聞く?
彰 :だって、貴方は久子の婚約者殿なんですよね?
正一:彼女は物ではない。それは彼女の意思を尊重すべきだ
彰 :へぇ~、であれば、彼女がイエスと言えば、僕のものにしてもいいと?
正一:……
彰 :(ため息をつき)どこまでも似た者同士なんですね
正一:は? 何を……
彰 :僕は彼女を今度の夏祭りに誘いました
正一:っ!
彰 :まだ彼女からはお返事はもらえていませんが、この分では僕の勝ちですね
正一:……
彰 :では、伊集院様。また
正一:……
彰に背を向け、無言で屋敷に入る正一
彰 :(ため息をついて)もう、本当に手がかかるんだから! それにしても、噂には聞いてたけど、あの男も結構な堅物……いや、周りの目を気にしすぎ野郎だわ。本当はあいつがどんな男なのか確かめるつもりで意地悪言ったんだけど、あの目を見れば一目瞭然だ。よかったな、久子。あ……たきつけたはいいけど、久子、大丈夫かな? ……ごめん! 文句は今度聞く!
●久子の部屋・同日
無言で扉を開ける正一
久子:きゃっ! あぁ、正一様。どうし……
正一、無言で久子の手首を掴み壁際に追い込む
久子:痛っ! ど、どうしたのですか?
正一:……ここにあの男を入れたのか?
久子:え?
正一:(大声で)あの男を入れたのか!
久子:せ、正一様、どうされたんですか? い、痛いです……
正一:入れたのかと聞いているんだ!
久子:お、男の方なんて入れておりません。私の部屋に入れる男性は貴方だけです……
正一:嘘だ!
久子:え?
正一:……今、屋敷の前で西園寺という男に会った
久子:西園寺……あぁ、彰さんに
正一:……やはり、あいつはここに来ていたのだな……
久子:はい、彰さんならいらっしゃっていましたが、あの方は……
正一:(遮って)夏祭りに共に行く約束をしたのか?
久子:え?
正一:したのか!
久子:い、いえ、お誘いいただきましたが……
正一:あいつと行きたいのか?
久子:え?
正一:答えろ!
久子:っ!……正一様……
正一、久子が震えていることに気が付く
正一:あっ……すまない……
久子:……
正一:……すまない、久子さん。つい、頭に血が上ってしまって……
久子:……正一様……痛いです……
正一:え? あぁ、すまない! (掴んでいた手を離す)……赤くなってしまった……
久子:……手首よりも、心が痛いです……
正一:え?
久子:一条の娘である私が正一様の妻に相応しくないことは分かっております
正一:久子さん、何を……
久子:ですが、妻として相応しくあろうと心がけておりました
正一:……
久子:……正一様は、私がそんな女だと思ってらっしゃったのですか? 好きでもない男性を己の部屋にいれるふしだらな女だと……
正一:違う!
久子:違いません! 正一様は私の言葉を信じてはくださいませんでした。それは、私のことを疑っていらっしゃるからですよね?
正一:……
久子:私はそんなふしだらな女ではありません! 私は、私は……
正一:……久子さん……
久子:……
正一:久子さん、今は俺の言葉など聞きたくないかもしれないが、聞いてほしい……
久子:……
正一:俺は先ほど貴女のことを疑ってしまった
久子:っ!
正一:だが、断じて久子さんのことをふしだらな女と思ってのことではない!
久子:……え?
正一:先ほど、門の前で西園寺に会い、貴女を夏祭りに誘った。貴女を自分のものにすると言われ、頭に血が上ってしまった。貴女のことを物ではないと奴に言っておきながら、貴女を誰にも奪われたくないと強く思ってしまった。もしも、それが貴女の意思であるのであれば、尊重するべきなのに……
久子:正一様……
正一:久子さん、貴女と俺は家同士の利害のために婚約し、結婚する
久子:……はい……
正一:それは仕方のないことなのかもしれない。でも、俺はそんなのは嫌だ
久子:え?
正一:俺は、俺の意思で貴女の伴侶となりたい。貴女のことを守りたいんだ。だが、貴女の気持ちが俺にないのであれば、俺の方から婚約破棄を伝える。俺の我儘だ。だから、貴女には絶対に迷惑はかけない。世間にも何も言わせない。汚名は全て俺が受ける。だから……
久子:(涙を零しながら)……正一様
正一:っ! 久子さん……やはり……
久子:違います!
正一:え?
久子:……嬉しいのです
正一:え?
久子:私は、貴方にそんなにも大きな愛をいただいていたのですね。ずっと気が付くことが出来ず、苦しい思いさせてしまってすみません……
正一:久子さん?
久子:……私は、正一様に嫌われているとのだと思っていました
正一:え?
久子:こんな私には興味がないのだと
正一:それは!
久子:今ならわかります。私のことを考えてくださっていたのですね
正一:……
久子:そして、何かあっても全てご自分が一人で背負われるつもりだったのですね
正一:……
久子:正一様、ごめんなさい
正一:っ!
久子:私も正一様に謝らねばなりません
正一:……謝る?
久子:はい。正一様を不安にさせてしまって申し訳ありませんでした
正一:それは……
久子:正一様、ちゃんと言わせてください
正一:あぁ……
久子:私と正一様はあくまでもお家のための結婚。それはいたし方のないこと。でも、貴方に本当は好きな方がいらっしゃるのではないかと。私はそれを引き裂いてしまったのではないかと。ずっと考えておりました……
正一:……久子さん……
久子:ですから、もし本当にそうであるならば、私は黙って形だけの妻を演じようと思っておりました。そうすれば、両家の関係にヒビが入ることもない。正一様も私という枷があったとしても幸せになっていただけると……
正一:っ! 久子さん!(久子を抱きしめる)
久子:せ、正一様!
正一:俺には貴女しかいないんだ。仮定だとしても他の女と俺を恋仲になんてしないでくれ
久子:……ごめんなさい
正一:謝らないでほしい。久子さんは何も悪くない
久子:そんな!
正一:久子さん
久子:は、はい
正一:これからの生を俺と共に、俺の傍に、隣にいてほしい
久子:……はい……
●数日後・夏祭りが行われている神社・昼
浴衣姿の久子と浴衣姿の正一。周りには使用人はいない。
久子:せ、正一様?
正一:なんですか、久子さん
久子:あの、本当によろしかったのですか?
正一:何がですか?
久子:今日はせっかくのお休みだったのではないですか?
正一:かまいません。私が来たかったのですから。それに、貴女に嘘をついてしまったお詫びもしたい……
久子:(微笑む)
正一:久子さん?
久子:今日は、『私』なんですね?
正一:あ……
久子:いつもの正一様でよろしいのではないですか?
正一:……久子さんも……
久子:え?
正一:俺に『様』は付けないでほしいと頼んだろ?
久子:そ、それは……急には……
彰、少し遠くから久子と正一を見つける。
彰 :(少し遠くから)あ、久子~!
久子:え? あ! 彰さん!
正一:(舌打ちをする)
久子:正一様?
正一:正一だ!
久子:え?
正一:あいつには『さん』で俺には『様』なのか……?
久子:(一瞬驚き、くすくすと笑う)嫉妬ですか?
正一:……
彰、小走りで二人の元へとたどり着く。
彰 :こんばんは、久子! それに、伊集院様
久子:こんばんば、彰さん
彰 :へぇ、やっぱり、久子の浴衣姿は可愛いね。見に来たかいがある!
久子:もう、彰さんたら……
正一:……(無言で久子の前に出る)
久子:せ、正一様?
彰 :へぇ……あの時から、少しは進展したんですね
正一:その節は世話になったな、西園寺殿
彰 :いえいえ。僕もすみません、誤解を生むようなことをしてしまって
久子:本当ですよ! まさか、彰さんが正一様とそんなお話をしていたなんて……後で聞いて、びっくりしました!
彰 :ごめんね。あまりにももどかしかったからさ
久子:もう!
彰 :(久子に微笑み、正一に向き直り)改めまして、伊集院様。久子の幼馴染の西園寺家長女の西園寺彰です
正一:これはこれは、ご丁寧に
彰 :いや~、一途な殿方って怖いですね。恋は盲目とはよく言ったものです。あの時、私のこと、一ミリも男だと信じて疑わなかったんですか?
正一:……
彰 :私、ちゃんと名乗りましたよ? 西園寺って。西園寺家の男女(おとこおんな)なんて、上流階級の方々の間では有名な話でしょ?
正一:……
久子:彰さん、この方はそういう方なんです!
正一:久子さん?
久子:世間の他人を馬鹿にしたような噂には興味がないんです。己で見たもの、聞いたもので判断する。それが、正一様の素敵な所です
正一:……久子さん
彰 :確かに、それはいいところだね。でも、それで、今回みたいにからかわれてちゃダメだと思うけど?
正一:……その通りだ
久子:あぁ、もう! 彰さん!
彰 :ごめんごめん。でも、私の大事な幼馴染を任せるんだ。そのくらい言わせてくれ
久子:彰さん……
彰 :(微笑んで)でも、よかったよ
久子:え?
彰 :その顔、お互いに素直になれたんだな?
久子:っ!
正一:……
彰 :(満足げに微笑んで)沈黙は肯定と取らせてもらいますよ、伊集院様? よかったな、久子
久子:(照れくさそうに)……うん
彰 :伊集院様
正一:なんだ?
彰 :久子のこと、よろしくお願いしますね
正一:もちろんだ
彰 :あ、泣かせたりなんかしたら、今度は本当に私がもらっていっちゃいますからね!
久子:彰さん!
正一:安心しろ。そんなことには絶対にならないのでな
久子:せ、正一様!
彰 :お~お~、お熱いことで。これ以上ここにいたら焼かれっちまう。私は早々に退散するよ。じゃあね、久子
久子:はい
彰 :伊集院様、失礼いたします
正一:あぁ
彰、去る
正一:(息をついて)……全く、嵐のようだな
久子:(苦笑して)本当に
正一:では、俺たちも祭りを楽しむとしよう
久子:っ! はい!
正一:……あぁ、久子さん
久子:はい、何でしょうか?
正一:今日は俺の後ろを離れて歩くのではなく、(手を差し出して)隣を歩いてくれないか?
久子:よろしいのですか?
正一:俺は貴女に隣を歩いて欲しいんだ。いつでも、貴女の笑顔が見られるように
久子:……は、はい。(手を取り)よ、よろしくお願いします、(小さく)せ、正一さん……
正一:っ!
―幕―
2021.07.10 ボイコネにて投稿 『夏の六連花』参加シナリオ #ろくれんシナリオ
2022.07.23 加筆修正・HP投稿
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